健康そのものの猛毒親が要介護3になった理由

毒親日記

私の実母(86歳)は泣く子も黙る猛毒親!超健康でどこも悪くなくて、放っておけば5階まで階段を登っていくほどの頑丈な身体を持っている。そんな母だが要介護3がついているのです。

普通は要介護どころか要介助もつかない

要介護申請を行うときには、包括センターから担当者がやってきて、母の状態をチェックします。医師の診断も必要になります。当然母のときにもその必要がありました。そして本当なら要介助も必要ないほど健康体だったのですね。

申請をしたものの、私も要介護なんてつくのかな?と相当不安でした。このサイトでちょいちょい出てくる叔母も要介護3です。叔母は四肢の麻痺と慢性腎不全で、週3回透析を受けなければ生きられません。そんな叔母でも要介護3なのです。

実際、医師や包括センターの方も「見た感じすごくしっかりされているので難しいですよね」といっていましたが、実は私の状況がかなりひどかったため、医師も包括センターも市役所の方も要介護認定を目指していたのでした。

結果は要介護1がつけばいい方かもしれないといわれていましたが、届いた書類には要介護3がついていました。これには本当にびっくりして感動すら覚えたものでした。ではどうして健康体の母が要介護3になったのかをお話しします。

母が要介護3になったのは猛毒親だから

4月初め、私は体調を崩しており入院して手術をする必要があるかもしれないといわれていました。しかも原因や疾患の場所もわからず、とりあえず臓器を摘出(胆のうかな?)してみようという感じだったのです。でも体調不良の原因は母だとみんな知っていました。

当時私を診てくれていた主治医の方は、私の体調不良の原因は全て親との同居によるストレスだといったのです。私もそれはわかっていたけれど、施設に入所するのは至難の業です。私の財力ではどうにもなりませんでした。

健康な高齢者が要介護もなしで施設に入所するとなると、莫大なお金が必要なのですね。でも母親は一銭も貯金ができない人なので、施設に入れようと思ったら私たち3姉妹がお金を負担しなければならないわけです。そこで市役所・医師・包括センターに相談しました。

市役所では猛毒親認定され危険人物扱いの母

相談した担当者の方は、私の話を聞いても驚かずに「そういう年寄りいますよね、そういうやつは施設にぶち込めばいいんです」と言い放ちました。でもすぐ「ごめんなさい、実はうちの親もそうだったの」とおっしゃっていたので、相当苦労されたのだろうなと察します。

で、医師や包括センターにも連絡してくださり、事情が事情なのでみんなで協力していただくことになったわけです。実は医師に相談したときも包括センターの方に相談したときも、「話すときの目を見たらわかりますよ、色んな方とお話してますからね」といっていました。

うちの母の目はするどく真っ黒な目をしています。人の悪口をいうときだけはキラキラと光り出すから不思議です。そしてそういう人間ほど医師などの前では大人しいふりをするそうで、医師や包括センターの方はすぐに見抜けるそうでした。

確かになぁ、長年の経験上良い人と悪い人の区別はつきやすいだろうと思ったものです。しかし、弱い人演技のおかげで危険人物扱いになった母は、健康体なのに要介護3がついたので施設にぶち込めることになったのです。

なぜ施設に入れるのに要介護が必要だったのか

実は、私たち娘は母親のために相当なお金を使わされてきました。2年前の手術のときもあの人が生活するためにも、ずっとお金を出してきたのです。そのため、私たちが生活するためのお金もギリギリで貯金すらろくにできませんでした

これ以上あの人のためにびた一文出したくないのが私たちの本音です。それぞれ子どもたちにお金もかかるし、そろそろ娘たちにたかって生きるのをやめて欲しいんですね。だから施設に入ったら生活保護を受けて暮らしてもらいたいわけです。

生活保護を受けられる施設に入所するために要介護が必要になります。だから協力していただいて要介護の申請を通させていただいたわけです。もし、毒親で悩んでいる方がいたら、要介護認定の申請のときに、事情を話して医師や包括センターの方にも協力してもらってください。

うちのような要介護3がつくには、本当にひどい親じゃなければ難しいかもしれませんが、要介護1でも施設には入れます。そういう施設を探すのも包括センターの方がお手伝いしてくれるので、安心して相談してくださいね。まずは市役所の介護保険課に相談するのをおすすめします。

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