【気を付けて!】高齢者のお世話の怖いところ

高齢者と病院

今、私は2人の高齢者のお世話をしています。一人が私の実母(猛毒親)ともう一人は叔母(血のつながりは無し)です。実母は健康そのものの86歳、叔母は四肢の麻痺と慢性腎不全と先天性網膜色素変性症を持病に持つ方です。

実は以前はもう一人、叔母のお母さんのお世話も私がしていましたが、2年前に他界されたため現在は2人のお世話をしているというわけなのです。今日は高齢者のお世話を安易にした結果の現状についてお話しします。

きっかけはほんの些細なことだった

実母がうちに来たきっかけは妹との喧嘩でした。妹いわく私のところに母が来るとは夢にも思わなかったらしいです。姉の家に押し付けた形で、そのまま姉が母の世話をすると思っていたようでした。

しかし母が姉の家に居候したことで姉の旦那さんが病気になってしまったため、姉は離婚を決意したところで私のところに呼ぶことになってしまったわけです。

うちに来ても大人しかったのはほんの数日のことでした。すぐに不平不満をぶちまけ始めた母のせいで、私の旦那もバセドウ病を発症しました。発症するまでには7年の長い年月がかかりましたが……。

一方叔母は離婚した旦那の叔母です。まだ離婚する前からお世話をしているので、離婚してからも私がお世話をしている感じですね。それが現在まで13年間です。

高齢者の世話で困ったことその1

高齢者は一度世話になると次から次へと頼み事をするのには驚きました。とにかくほんのちょっとのことでもすぐに連絡が入って用事を頼みます。買い物から始まって病院への通院もそうです。

一度楽をしてしまうと人は元の生活には戻れないとよくいいますが、まさにそれって感じがします。特に多いのが病院と買い物です。母も同じで叔母と二人で毎週交互に用事を頼みます。本当に大変です。

口では「ごめんね」といいますが、全てその場しのぎの発言で、自分の用事が足せればそれでいいって感じがします。これも人間だから仕方ないのかなと思います。

高齢者の世話で困ったことその2

これは母に限ったことですが、とにかく一銭もお金を出しません。実の娘だからお金は娘が出すものだと思っているので、家賃も水道光熱費も一切出しません。

それどころか生協で買い物をしたお金まで踏み倒します。さらに年金を使い果たすと私にお金を出して欲しいとお金の無心もします。特別お金にだらしない私の親は、キリがないくらいお金を使いたがるのです。

これも子供の頃から我慢をした経験がないので、ある意味仕方がないのか?とも思いますが、13年間ずっとこの調子なので本当に嫌になってしまいます。

今思うと本当に呼ばなければよかったなと……。

高齢者の世話で困ったことその3

大変申し訳ないとは思いますが、期限が決まっていないところです。こんなこと書くと人格を疑われそうですが、13年間も高齢者の世話をしているとこうなります。

叔母については毎月、多いときで26日間病院などの用事で時間を取られました。現在はそんなに多くありませんが、二人の高齢者の通院などの用事を足すと、今でも月の半分はもっていかれます。

競うようにして病院だの用事を頼まれるので、私は外で仕事を持つことができません。それでもシングルマザーとして子供を育てなければならないのです。しかも子どもは障がいを抱えています。

本当なら子どもにだけ時間を使いたい。仕事もしなければ生きていけないし自分の老後のお金も貯められません。でも高齢者は「私はそんなに頼んでない」といいます。でも二人で合計月の半分を使っているのは事実です。

こんな生活を13年間続けているとふと思うのです。「いったいいつまでこんな生活しなければならないのだろうか?」と……。もしあと2年で終わりならまだ我慢できるのかもしれません。

期限が決まっているわけではないので終わりが見えないし、見通しがきかなくて本当に参ってしまうのです。だってもしかしたら100歳まで生きるかもしれませんよね。もしそうなら私は多分先に死んでしまうでしょう。

自由を一度も経験しないまま人の世話で死ぬのはハッキリ言ってごめんです。とまぁこんな感じで高齢者のお世話をする必要が出てきた方は、お世話をすることがどういうことなのかをしっかりと考えてから迎えるのが一番だと思うのです。

ちなみに、今日も叔母から頼まれて(いつも突然電話がくる)病院に行かなければなりません。ええと、今月は始まったばかりですが、すでに叔母の用事が4件ありました。これ少ない方です。

先月は15日間高齢者の世話で無駄になりました。今とにかく仕事をしてお金を稼がなければなりませんが、それが全くできずに本当に不安な毎日を送っています。私も精神的に疲れてしまい、受けている仕事に手がなかなかつけられない状態。

同居や介護を検討中の方への私から伝えたいこと

いくら性格に問題がなくても何が起こるかわからないのが高齢者です。自分を含めて!だからこそ同居が必要にならないように親も蓄えておいて、不安なら近くで別々に暮らすことをお勧めします。

同居していなければ意外と優しくできますが、同居していると逃げ場がないので常に不安とイライラが募ってしまいます。しかも結婚している場合は夫婦間に亀裂が入る可能性も無いとはいえません。

だからこれから同居を検討している方、親の世代の方は子どもとの同居はやめてあげて欲しい。お金があるないに関係なく自分たちだけで暮らすのが子どものためです。

子どもがニートの場合は?と思う方もいるかもしれませんが、それについては私にはわかりません。福祉に相談してみるとかいろいろと手はあると思います。

もちろん子どもが離れてくれない例もたくさんあると思いますので、その問題についても今後は扱っていきたいなと思っています。

それと同居をしたり世話をすることで得たこともあります。それは介護の基礎的な経験が積める点です。これからも介護の現場は手が足らないと思います。私はこの経験を活かして今後介護の仕事をしようと思っていて、そのときにすごく役立つ経験ができたと思っています。

資格も取れるしお給料も少しでも発生すれば納得してお世話もできます。もちろん長く続ければお給料が安いのに不満も出てくるかもしれない。でもとりあえず資格を取得して自分の老後の資金を貯められればいいなと思います。

こんな感じでダラダラと書き綴りましたが、今後同居やお世話を考えている方がこの記事を読んで、少しでも参考になればいいなと思います。

 

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