久しぶりの更新。ありがたいことに仕事がたくさん入っていて、なかなか自分のブログの更新ができなくて……。という言い訳をしておこう。
さて、これは数年前の話です。その日は久しぶりに大きなスーパーへ出かけました。だいたい同時に支払いを終えて、私が先に車に乗って母を待っていました。
すると、後からテロテロと母が車に向かって戻ってくるのが見え、車に入ったら今度はどこに寄ってあれ買って~、という感じで色々と考えていたのです。
ところが母が車に乗ってこない。
あれ?どっかで倒れたか?と思って周囲を見回すと、母は何を考えているのかわからないけれど、隣に止まっていた車の助手席のドアをガチャっと開けている。
は?何してるの?と思っていると、いきなりバタン!とドアを閉めてこっちの車に乗り込んできてこう言った。
あんた!何でこんなとこに止めてんのよっ!恥かいたじゃないよっ!
私は何が何やらわからずに、どうしたのか聞いてみた。すると、うちの車だと勘違いした母は、ドアを開けて入ろうとしたら足元が非常に汚れていたと。
で、何で降りた時は汚れてなかったのに汚れているのかと腹が立ったのだそうで、いきなり
ちょっとっ!何でこんなに汚すのよっ!
と大声で怒鳴り散らしたらしい。すると、後部座席から男の子の声で「す……すみません」と答えが返ってきたのだそうです。
その時初めて車の内部を見回して、私の車じゃないということを認識したらしく、「すみません、間違いました」と言ってこちらへ戻ってきたそうです。
ていうか、私が悪いわけじゃないし……。呆れて「なぜ確認しなかったのか?」と聞くと、「同じ色だったから」とのたまった。
隣の車は黒、私の車はグリーン……。全く違う色である。ちょっと暗いグリーンなので間違ったのか?と思ったけれど、全く違う色なので間違うはずがないのだ。
あまりにも恥ずかしくてしばらくその店に行けなかったのは言うまでも無い。そんな母は今でも超元気に生きている。早く誰か迎えに来てあげればいいのに……。