今月は年寄り’s たちの病院通いが再燃

高齢者と病院

昨日は猛毒親の話で盛り上がりました。多分……。話は変わって、高齢者の介護や介助や同居がどうして大変なのか?それは年寄りが死にたくない病を発症するからです。とにかく毎月本当によく病院に通います。

今回は、そんな年寄りたちの病院通いが再燃した今月の状況を少しお話ししたいなと思っています。参考になるかはわからないけど、高齢者の介護・介助を検討している方が、やろう!と決意した後に訪れる災難について知るいい機会だと思います。

 

今月は毎週2回ずつ病院通いが再スタート

まずは高齢者施設に入所中の叔母のケースです。叔母は四肢の麻痺があるため何をするにも人の介助が必要です。施設でも重症な方だと思うけど、叔母としては自分でできることは何でもやろうと思って頑張るタイプ

それはいいけど、叔母は自分の手足の麻痺が重度だという自覚があまりないようで、しょっちゅう何かをしようとして車いすから転がってしまう……。そうすると、動けないので誰かが来るまでに何とかしようと思うけど、どうにもならないのだそうです。

どうするかというと、偶然通りかかった介護士や職員さんを呼んで、車いすまたはベッドに移動してもらうという感じ。ところが、叔母は透析をしているため、ちょっとでもぶつけると青あざができてしまうのですね。それで私に電話がくるわけです。

で、他にも持病「先天性網膜色素変性症」があるため、目が見えません。光をようやく捉えられる程度なため、施設内でもうろうろすればたちまち迷子になってしまうという始末。それでも散歩はしたいので必死に頑張っているらしい。

 

施設内でケガをしたら担当者が始末書を書かされる

気を付けて欲しいのは、施設でケガをした場合です。担当している方が始末書を書かされて減給されるケースもあるらしい。なので担当している方はこっぴどく叱ります。これは当然だと私は思うのですが、本人は迷惑をかけたくないがために迷惑をかけるのでどうしようもありません。

で、私に「お願いですから無茶なことはしないように言い聞かせて欲しい」と言うのでしょう。本当に困った方だなぁと思ってしまいます。一応本人のやる気を削がない程度にやんわりといい聞かせますが、忘れた頃にまたやるので前科者扱い(笑)

そんな叔母は定期的に病院に通っています。それが眼科と形成外科と内科と血管ですね。透析をするにはシャント術を受けるので、血管が詰まったら大変なことになってしまうのです。そこで定期的に検査をして詰まるようなことがあれば手術するわけです。

 

今月どうしてこんなに病院が多いのか

一つはシャントの検査と眼科の難病申請があるからですね。眼科に行って検査を行って診断書を書いてもらい、それを難病の受給者証更新センターに提出しなければならないわけです。また、他にも血管の状態をチェックするために受診しなければなりません。

こういうのが重なると週に2回病院通いが始まります。これだけなら私も「いつものことやん」と思うけど、今月はうちの猛毒親まで病院通いに参戦したのでした。この理由がなんともうちの猛毒親っぽくてたまりませんね。

実はうちの母は白内障の手術を受けました。白内障の手術を受けた後で「目がゴロゴロするぅ~」と気持ち悪い声で私に訴えます。そしてその原因が、自分の目の脇にできた大きなシミ(良性の潰瘍)のせいだというわけです。

そんなわけあるか!と思ったけど、かなり大きいのでもしかしたら本当なのかな?と思い、一応手術を受けた病院を受診したわけですね。そしたら先生は「そんなはずありません。眼の表面にシワが寄っているからですよ」そして「あんまり触ったりしないで」といわれました。

 

母はそれでも納得できなかった

母としては「それは大変だからそのシミを取ろう」という話になると勝手に想像していたのですね。ところが先生が否定すると、目の色がハッキリと変わりました。その目には「はぁ?オラがそういってるんだから黙って紹介状書けや!」といっています。

でも医師には強気に出られない内弁慶の母は、先生を睨みつけるかのような態度をしても言葉で「紹介状書いてくれよ」とはいえません。すると先生は「関係ないけどそれでも取りたいんでしょ?だったら紹介状書くけど?」とかなり投げやりないいかたをしました。

それでも自分で言い出せない母に変わって私が「お願いします」というと、ゲンナリといった感じで「じゃぁ書いとくから、医大に行ってもらうしかないけどね」と言い捨て、「外で待ってて」とだけいうと診察室から追い出されてしまいました。

医師にしたら、だからババアは嫌なんだよねといった態度です。私も「同感」と思ったけど、シミを取りたい母はうっはうは状態です。でも私はちっとも嬉しくありません。だって紹介状を書いてもらうのが医大だったから。

 

医大はとにかく時間がかかって大掛かりになりがち

叔母が医大に9カ月入院していたのでわかるのですが、医大はとにかく検査が長い待つのも長い!そして患者が多いので、1日がかりになるだろうなと思いました。さらにもしかしたら1日じゃ終わらないかもしれないという恐怖もあったのです。

実際に医大に行ってみると、患者がわちゃわちゃいて皆げんなりしたような顔をして待合室で待っていました。しかも母は方向音痴の上に何も覚えようともしないので、「あんた案内してよ」といって付いてくるだけでした。

結局朝から6時間もかかって出た答えは、大掛かりな手術になるというもので、入院はしないけど切り取った後で皮膚を縫い合わせ、足らなかったら皮膚に切り込みを入れて患部を多い、皮膚がくっつくのを待つしかないとのお話だった。

さらに手術した翌日も消毒に行く、さらに経過を見て抜糸しなければならないそうです。こうなるから嫌だといったのに、本当に自分のためならどんなに時間をかけてもかまわない母には参りました

しかし、さすがの母も抜糸しないとならないほどの手術と聞いて、しり込みをしたみたいで「オラ今日取れると思ったのに」と悲しそうな顔をしていましたね……。悲しいのはこっちだわ!何が悲しくて86歳のババアの顔のシミを取るために時間を取られないとならんのじゃ!

そう思ったけど、シミが取れれば文句ないんだろうから頑張るけど……。怖いのは大きいシミが取れたあとです。こういうタイプは今度はこっちが気になる、あっちが気になるといった感じで、キリなくシミやシワとりをしたがります。

 

次は保険が効かないというと納得した

なので、お母さんねぇ、次シミやシワ取るんなら保険効かないから1か所につき1万円以上払ってね!というと、そんなお金を出すくらいなら美味しいもん食うよ!とのことだった。色気より食い気が過ぎる86歳に、まだまだ死なないなこりゃと絶望感を味わったのでした。

とにかく、二人の病院通いがスタートしたので、今月は毎週何度も人のために病院を行ったり来たりしなければなりません。しかも車いすって本当に重くて軽自動車に積み込むのも楽ではありません。それでも叔母のことは大好きなので頑張ります。

でも母の病院通いはハッキリいってどうでもいいです。顔のシミ取るために病院の紹介状を書いてもらい、ニヤニヤしている姿を見るたびにムカついて仕方がないのです。まぁ見た目が何よりも大事みたいなので、どうしようもないのですが……。

でも医師にはハッキリいわれました。「そのシミとってもすぐまた出てくるから、そしたらまた手術しなきゃダメよ」それを聞いて思わず笑みがこぼれる私は性格が悪いに違いない!と思ったのであった。

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