骨粗しょう症は遺伝するのか?母や祖母がそうだったから、もしかしたら自分もそうなのではないかと不安になる方も多いかもしれません。確かに私の母も骨粗しょう症なので、私ももしかしたらそうなるのかな?とは思います。
もし本当に遺伝するのであれば、気を付けても意味が無いかなと思ったりもしますが、気になったので骨粗しょう症は遺伝するのかどうかを調べてみました。
骨粗しょう症の遺伝子が見つかったのは事実
日本だけではなく、世界中で骨粗しょう症の問題は深刻です。だから世界中でそれぞれの国で骨粗しょう症の研究が行われているのです。でも人種が違えば症状も発症率も違います。
日本では「理化学研究所 生命医科学研究センター 骨関節疾患研究チーム」というところで、台湾、韓国と協力して、骨粗しょう症の研究をしています。その研究チームが発見したのが3つの遺伝子です。
この3つの遺伝子が発見されたからといって、やっぱり遺伝するんじゃん!と考えるのではなく、この遺伝子が見つかったことで、骨粗しょう症をどのように予防するのか、どのように治療するのかを研究するのです。
骨粗しょう症は予防も治療もできるもの!
遺伝しないとわかったら少しはホッとした方も多いでしょう。でも安心してばかりはいられないのです。というのも閉経後の女性の30%以上の人が、実際に骨粗しょう症を発症して治療をしているのです。
しかももしも骨折などをしてしまったら、生活レベルが著しく低下してしまいます。自分の力では歩けない、もしも無理をして他の部分を骨折したらどうしよう!だからいつも誰かの手を借りないと生活ができない。
こんな生活をしたくないと思ったら、骨粗しょう症による骨折をする前に、何らかの手を打たなければなりませんよね。
実は骨粗しょう症は予防もできるし、治療だってできないものではないので、骨密度を上げるために予防と治療を行えば良いのです。ただ、その前に自分の骨密度がどのくらいなのかを知らないと不安です。
骨粗しょう症の検査を受けるのは何科?
自分の骨密度がどのくらいなのかを調べられる場所は、病院だけではありません。保健所や自治体でも独自に骨密度の測定を行っています。どこでやっているかわからないという方は病院に!
病院に行くなら年に1回でいいので保健センター、人間ドックなどで診断してもらうと良いでしょう。また、内科や産婦人科そして整形外科でも検査を行っています。
かかりつけの病院に検査ができるかを聞いてみて、可能であればその病院で検査を受けると良いでしょう。ちなみにうちの場合は高齢者専門というわけではないけど、リウマチ科や内科そして整形外科のある大き目の病院に行っています。
場所が遠いのならば、診断後にセカンドオピニオンを受けて、近くの病院に変更しても良いですね。
予防をしっかりとしましょう!
今回は骨粗しょう症と遺伝の関係や、予防、治療ができるということ、自分の骨密度を知るための検査はどこで受ければ良いのかについてご紹介しました。
骨粗しょう症は自分ではわかりにくいものなので、知らずに骨がもろくなってしまう恐ろしいものです。できるだけ早く病院や保健センターなどで検査を受けて、予防と治療を始めましょう。