骨粗しょう症の検査をわかりやすく解説

病気&ケガ

今回は骨粗しょう症の検査についてご紹介いたします。ちなみにこの記事は実際に骨粗しょう症の治療を行っている私の母の体験を交えてご紹介しています。

もしこれから骨粗しょう症の検査を受けたいけれど、どんな検査があるのかが不安なんだけど……。という方がいたら、ぜひ読み進めていただきたいなと思います。

骨粗しょう症の検査の種類について

検査を受ける病院によって、できる検査の種類も変わってきます。例えば母の場合はレントゲン検査と血液検査を受けました。もちろん整形外科のある病院で検査を受けましたが、実は病院だけではなく他でも検査を受ける事は可能です。

今回は、病院で受けられる検査の他にも、各自治体で行われている骨粗しょう症の検査についても触れていきたいなと思いますので、受けた事が無いという方はぜひ受けてみてくださいね。

各自治体が行っている骨粗しょう症の検査について

居住区、つまり住んでいる自治体にある『保健センター』をご存知でしょうか?保健センターは必ず各地域に存在しているのですが、ここで公的な検診を受けることが可能です。

ただし年齢が関係しています。対象となる年齢は40歳、50歳、55歳、60歳、65歳、70歳です。ちなみに女性の場合は40代以降は5年おきに検査を受ける事が推奨されていますが、男性はそうではありません。

男性の場合は70代までは健康に過ごしている方は検査を受けなくても良いですが、70代になったら2年ごとに骨量の検査を受ける事が推奨されています。

例外として70代までの男性でも、寝たきりの状態が続いていたり胃腸や腎機能に問題がある場合は定期的に検査を受けましょう。

骨粗しょう症の検査はどこで受ける事ができる?

まずは保健センターに行きましょう。それ以外では病院ならほとんどの病院で骨量を測る事ができるかもしれませんが、一応整形外科などに行った方が確実に検査を受けられるでしょう。

というのも骨量を測定する機械が無ければ測定ができないからです。そのためお近くにある病院に骨量の測定器が置いてあるかどうかを予め確認してから行くのも良いでしょう。

また、定期検健診などの通知は市や保健所などから来ますが、骨量の検査についての通知が個別に来るわけではないようなので、受けられる年齢になったら自分で検査の申し込みをしましょう。

費用については無料で受けられるものもあります。例えば市町村が行っている検査の場合は無料ですが、病院で個人で検査を受ける場合には有料になる事が多いのですが、精度は変わらないので定期的に保健センターを活用しても良いですね。

骨粗しょう症の検査の内容について

検査の方法はいくつかあります。その一つがレントゲンによる骨の検査です。レントゲンの撮影をすると、骨が今どのようになっているのかがすぐにわかります。

一般的なレントゲンで検査をする事も多いようですが、X線を使った骨密度測定装置がある病院もあるので、こちらもあらかじめ行く予定の病院で検査の内容を聞いてみるのも良いでしょう。

他には毎日どのような食事を摂っているのかについての問診があります。測定した結果によって今後どのように治療をするのか、と言っても骨量を増やすために何をするかを相談しつつ決めていきます。

骨量は治療を始めてもすぐに増えるわけではありませんが、早めに対策すればするほど骨量は増えていくので、女性は40代を過ぎたら、男性は70代を過ぎたら定期的に検査を受けると良いでしょう。

血液検査と尿検査が行われるのはどうしてなのか?

骨粗しょう症の原因は単なる骨密度の低下だけではありません。骨密度を低下させる原因が年齢や生活習慣が原因ならばいいのですが、中には病気が原因で骨密度が低下している方もいらっしゃいます。

そのため骨密度を低下させている可能性がある疾患が無いかどうかを確認するために、尿検査や血液検査が行われるのです。例えば糖尿病の方なら腎機能が低下している方もいらっしゃいます。

人工透析が最も多い理由は糖尿病です。腎機能が低下すると骨量が減ってしまうため、骨密度を上げるための治療をしても骨量が上がらないという問題が起こるわけですね。

そのため骨粗しょう症の検査では血液検査や尿検査を行うのです。

早く発見して健康的な毎日を送りましょう!

骨粗しょう症は特別な病気ではありません。誰にでも必ず起こることなのです。しかもそれはじわじわと進んでいって、ある日ちょっとしたきっかけで骨折につながることもあります。

だからといって怖がることはありません。早めに検査を受けて骨密度を下げないような食生活や運動を、定期的に行えば健康的に年相応な暮らしを楽しむことができるのです。

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