叔母の検査入院のはずが一時危険な状態に陥る

身内のお話

この記事は2019年5月に起こった出来事です。

仕事がぎゅうぎゅう詰めになっていた事もありましたが、学校の事や家庭の事情でなかなかブログの更新ができませんでした。

今回はすごく久しぶりですが、元旦那の叔母のお話をしていきたいと思います。

叔母が検査入院をする事になりました

叔母は慢性腎不全を患っていて人工透析を行って生命を維持している状態です。そんな状態がおよそ40年経過しようとしています。

人工透析は人によって、あるいは人工透析を始める年齢によって寿命?がかなり変わってしまうものです。これは実際に叔母のお世話をしていて思った事です。

叔母は30歳から人工透析をしているのですが、現在70歳でバリバリ?人工透析を行っています。3年前まではとても元気で認知症の母(私たちからしたらおばあちゃん)と一緒に自立した生活を送っていました。

ところがちょうど3年と少し前に叔母の一番下の妹が敗血症でこの世を去った翌年から突然体調を悪くして入院する事になったのです。その入院も実は検査入院でした。

最初は近くの人工透析を行っている病院に入院したのですが、入院してわずか3日後には手足に痺れが出てしまい、MRI検査をするために予約していた医大に急遽転院する事になりました。

最初の病名は「脊髄の狭窄」です。年齢を重ねた背骨の4か所が狭窄を起こしていて、そこが四肢の神経を圧迫したために痺れが起こっていると診断されたからで、本来なら手術をして狭窄を治療すれば痺れは治る予定でした。

ところが医大に転院して翌日に高熱を出して意識が混濁した状態になってしまいました。原因はわからず「何らかのウイルスに感染している可能性がある」という事で一時隔離された状態になり、その状態が1か月もあったのです。

一向に改善しない症状に、整形外科から内科へ移動する事となりそこで発覚したのが「好酸球増加症」でした。原因は体内に入れたステントによる金属アレルギーだったのです。

医師の説明によると好酸球増加症は8万人に1人の確率で発症するとの事でした。ステントは金属でできています。この金属はアレルギーの発症が少なく、体内に7つステントが入っている方がいるけれど発症していないほど安全性の高いものです。

ところが叔母は8万人の内の1人に入ってしまい、高熱や皮膚の痒みなどを引き起こしていたのです。そこで急遽好酸球を下げるための治療が行われました。結局2週間の検査入院のはずが9か月という長い期間の入院となったわけです。

退院後は安定した状態が続くと思いきや……

退院後は透析を行っていた病院(最初に入院した病院)に戻り、透析を受けながら体調を改善していく事となったわけですが、四肢のしびれはひどくなっていて筋力も著しく低下した状態。

リハビリを行う事となったのですが、手足のしびれの原因は好酸球増加症による末梢神経の壊死が原因なので、治療法はすでになくなっていたのです。

そのため自立した生活はできないので、ホームに入居する事になったわけです。それからがさらに大変な状態になりました。

眼科、婦人科、循環器内科などを受診するのに私がお世話をしていたため、私も疲労で免疫が下がってしまい、子供のアデノウイルスに感染して一時生死の境をさまよう事になったりもしました。

大腸ポリープが大量に見つかり医療センターで手術をした時は10時間も病院に雪隠詰めでしたし……。結局はなんだかんだ毎月駆り出されていたのです。だから今回の入院も一筋縄ではいかないだろうとは思っていました。

入院したのは昨日です。当日の検査は造影剤を使って血管の状態をチェックするというものでした。今朝は朝早くからカテーテルを使った検査を行い、実際に心臓にどのくらいの異変が起こっているのかをチェックしたのですが、想像以上に血管の状態が悪かったため手術が必要になると説明を受けたのです。

その後検査室から出てきた叔母に挨拶をすると「ごめんね、もうこれから透析だから帰って仕事して」と言われたので、私も「何かあったら連絡してね」と言っていったん家に戻ったわけです。

家で仕事をしていると、突然電話が鳴ったので出てみると医大からでした。叔母の状態が急変して今ICUに入ったので連絡しました、との電話に死ぬほどびっくりしてすぐに医大へとんぼ返りしました。

医師からの説明を受けてICUの場所へ案内していただき、家族待合室で待機していると、男性の医師がやってきて「面会できますよ」と言っていただき、急いでICUへ入っていくと顔面蒼白の叔母が横たわっていました。

どうやらカテーテルを入れた血管の止血に失敗してしまい、大量に出血していて貧血と血圧の急激な低下が起こったため、人工透析を中止してICUへと搬送されて輸血をしたのだそうでした。

叔母に話しかけると泣きながら「ごめんね、ごめんね」と繰り返していました。私は泣けて泣けて仕方がなかった……。

まだ予断を許さない状態なので眠る事もできずブログの更新をしていますが、倒れたら大問題になってしまうのでこれから少し眠ろうと思っています。これからの事も考えなくてはならないし、今倒れるわけにはいきません!

皆様も体調の管理には十分にお気を付けください。その後の状態についてもさらに詳しく掲載していくので、透析を行っている方やこれから行う方やご家族の参考になれば嬉しいです。

不安な事の方が多いかもしれませんが重要な事ですし、人工透析について誤解されている方もいると思うので、腎不全や人工透析についての詳しい情報もこのサイトで公開していきたいと思います。

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